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インターネット関連の中国語と中国事情


by xincheng
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南京へ汽車の旅

南京へ汽車の旅_f0085913_18423695.jpgこの前中国の汽車に乗ったのはいつだろう。多分1984年か85年だからもう20年以上は確実に乗っていない。ブログなどを読むとチケットを買うのが大変だったり、色々と苦労話が書かれているが、なあに、駅に行きゃアなんとかなねさ、と地下鉄で懐かしの上海駅に向かう。そう、昔はあまり飛行機が好きでなかったのでしょつちゅう汽車で旅行していたのだ。中でも上海はちょうど南北の中間点に当たるので、よく乗り降りしていた思い出がある。まずは問題のチケットだが、「南京行き一枚」というだけで何の問題もなく買えてしまってちと拍子抜け。切符を2枚渡されてもさほど気にも留めず、そのまま待合室へ。正月前とあってかなりの人たちが待合室でたむろしている。

ここで一度チケットを確認しようと、よくよく見ると一枚が蘇州行き、そしてもう一枚が蘇州から南京行きとなっている。更によくよく見ると上海から蘇州までのチケットには无坐、すなわち「席なし」と書かれている。てっきりこれは蘇州で列車を乗り換え、それまでは自由席なんか、とのんびり考えていたらこれが大間違い。真相は蘇州まで満員で、蘇州から先は席がある、ということだった。だったらなぜわざわざ席がないのに3号車に乗せて、蘇州からは10号車なのか。全く理解できない。何度か車掌に聞いてようやく事情が飲み込めて、3号車から10号車までかなり込み合っている社内を移動したのはそろそろ蘇州に到着しようか、というじかんでっあっ他。まあおかげで祖州までの約1時間、立っていたのもそしてきにはならなかったが。

列車内でお湯をついで回っていたのがとても懐かしかった。そうそう、中国の列車内では茶碗にお茶の葉を出してくれて、何倍でもお湯をついでくれたっけ。最近ではそれだけではなく、車内販売でいろんなものを売っているが、このお湯のサービスだけは変わってなかった。あ、そういえばカップラーメンも売っていて、それにもお湯を告いでくれるのが目新しかったが。

南京まで約3時間半、片道のチケット代が日本円にしてたったの1000円ちょっと。一応軟席と呼ばれる一等車で、エアコン代、特急代込みでこの値段である。どうりで込んでいるわけだ、と納得。
# by xincheng | 2007-01-14 18:49 | 中国旅行
今回の宿は人民広場の北側、新世界城のすぐ隣にある金門飯店。古いながらも由緒あるホテルで、着いたのが日曜日だったためレストランで結婚式に遭遇した。中国式の真っ赤な花嫁衣裳ではなく、西洋式の白いウェディングドレスの花嫁さんだったが、最近では中国でも洋式が増えているのであろうか。それはともかく部屋はそこそこ広めのツインで、大きなバスルームもついてたったの一泊8000円。前回泊まった揚子飯店と値段的には似たようなものだが、サービスといい、部屋の広さ、清潔さ、全てにおいてこちらの方がいい。ただなぜか地元ではあまり有名ではないらしく、タクシーの運転手や居酒屋のウェイトレスたちも知らない人が多かったのは意外だったが。

夕食はとりあえずホテルのレストランで、とエレベーターで階上に昇ると件の結婚式にぶつかる。もしかしてこりゃあ貸切か、と服務員に尋ねると別に貸切ではないから食事は出来る、と奥の小部屋に案内された。いつものことだが中国で一人で食事をするのは難しい。なにしろ量が多い。かといってせっかくちゃんとしたレストランで食事をするのに焼ソバやチャーハンだけではいかにももったいない。結局前菜と料理一品、上海ならではの小笼包という食事に紹興酒を、と思ったら今まで見たことない上海の地酒があったのでそっちを頼む。正直本物の紹興酒には比べるべくもないが、この上海地酒はその後あちこちで見かけた。

部屋に戻って南京に電話をかけて翌日の訪問を決め、ついでにインターネットで調べた日本人クラブに電話してみた。一軒目は上海で一番安いと言われている店で、値段を聞いたら確かに安い。二軒目はかなり大きな店で、なんと「今日は日曜日だから女の子が40人くらいしかいません」という。普段は80-90人もいるそうで、とんでもなく大きい店のようだ。とりあえず安いほうの店へ行ってみることにする。

初めて訪れた上海の日本人向けクラブは日本式に言えばちょっと大き目のスナック風。とはいえカウンターとテーブル席が2フロアあるのでそれほど小さくもない。女の子は10数人いて全員中国人で、ほとんどが日本語が喋れるそうで日本人はいないとのこと。一方客は99%が日本人で、そのうち大半は駐在員だが、観光客も結構来るとの事だった。

正直日本の水商売で働いている中国人女性はお金のことしか考えていない上にちゃんとした日本語が喋れないのがほとんどなので、あまり好きになれないのだが、今回このクラブでついた女性は済南から出てきたばかり、という23歳のきれいな人で、それなりに楽しめた。日本語はまだあまりうまくない、ということで大半が中国語での会話だったが、昔仕事でしょっちゅう行っていた済南が中国版シリコンバレーになっている、という話を聞いて是非また行ってみたいと思った。結局2時間弱飲んで、チップ込みで日本円にしてたったの4000円ほど。なるほど上海で一番安い、と言われるだけのことはある。

せっかく楽しい気分になれたのにホテルの前でタクシーを降りるやホームレスたちに囲まれてムッとする。前回も多かったが、ホームレスたちは確実に増えている。真っ昼間から交差点でタカリにくるし、もっと許せないのは小さな女の子にタカリをやらせている親たち。夜の南京路のタカリ、物売りたちと共になんとかならんものか。
# by xincheng | 2007-01-13 18:06 | 中国旅行
今回はとにかくリニアモーターカーに乗りたかった。時速431キロという、営業運転としては世界最高速で、浦東空港から市内南部の龙阳路まで、30キロの距離をたったの8分で結ぶ。ちなみにこのリニアモーターカー、中国語では磁浮列车といい、字を見ればすぐにわかる。航空券を持っている旅客は片道たったの40元、日本円にして600円ほどで乗れるのだが、航空券ナシだと片道100元する。それに多分中国人は旅行をするときにやたらに荷物を持つせいだからだと予想するが、利用客は少なく、ガラガラであった。

それにしても時速430キロというのは凄い。並行して走る高速道路を多分時速100数十キロで走っているであろう車が止まっているようにしか見えない。なにしろ飛行機が離陸するスピードより早いのだから全くの未体験感覚である。しかしあまりに早いので、最高速で走っている時間はほんの僅かで、ちょっと物足りない感じもする。しかし僅か8分で市内の地下鉄の駅についてしまうのだから、イミグレでの余計な時間を一挙に取り返した気がした。

地下鉄に乗り換えて今度はホテルのある人民広場に向かう。上海の地下鉄はかなり進んでいて切符の自動販売機もあるし、改札口も自動化されている。しかし乗った途端、いきなりビラまきをする男がいてまず驚き、ついで夕刊を売りに来てまたビックリ。更には市内の交通図まで売りに来て少々呆れる。最初は空いていたからまだしも市内中心部に近づくにつれて相当込んできてもお構いナシに物売りが社内を動き回る、などという風景は一年前には見られなかった。そして最後に駅で降りるとホームレスのおじさんが読み終わった新聞や雑誌を回収している。まあこれはこれでうまくできているのかなあ、となんか複雑な気がした。

そうそう、日本では座席の狭い隙間に無理やり座るのは中年のおばさん、と相場が決まっているが上海の地下鉄では若い女の子たちが結構隙間に入り込んでいたのにも驚いた。女性が強い中国、というのは今も昔も変わっていないのだろう。
# by xincheng | 2007-01-12 22:38 | 中国旅行

再び上海、そして南京へ

2006年12月、上海と南京に行ってきた。思えば正月早々21年ぶりに上海に行って始まった2006年は最後にまた上海に行って締めくくることになった。今回は単純に格安チケットを買い、ホテルを予約だけしていく、という昔のスタイルで出かけた。やはりいくら安いと言っても何かと不自由なツアーよりもこの方が性にあっている。それにしても中国への個人旅行も安くなったもので、往復の飛行機代とそこそこのホテル三泊で8万ちょっと。昔では考えられない安さだ。

前回乗りたくても乗れなかったリニアモーターカーが楽しみだったし、南京へはこれまた20数年ぶりに汽車で行くことにしていたので、昔と比べてどうなっているのか楽しみだった。また噂に高い、日本人向けクラブも是非体験してみたい、とたった三泊四日の旅にしては盛り沢山であった。そうそう、南京では生まれて始めて自分の企画で商談をすることになっており、昔は考えられなかった、個人との初ビジネスはどんなものなのかも楽しみであった。

しかし浦東空港に着いた途端、前回はすいすいと通れたイミグレで大渋滞-いや人間が一杯なのは渋滞とは言わないか、でもほかに適当な言葉が思い浮かばない-に巻き込まれた。なにしろ日本からだけで数機がほぼ同時に到着、更にアメリカからジャンボが着くわ、香港からも到着するわ、と完全に入管の処理能力を上回る人数が一度にイミグレに殺到したものでもう大変。かなり広いホールが人人人で溢れかえっていた。しかも日本人や香港人などビザなしで入れる国民はすぐに手続きが終わるのだが、西洋人は一々パスポート検査が長くて、やたらに時間がかかる。次回から並ぶ列を選ばないといけないと痛感した。

ということでまたしばらく上海旅行記を書いておきたい。できれば将来書籍という形にまとめたいので、そのための覚書、という意味も兼ねて。
# by xincheng | 2007-01-11 13:28 | 中国旅行

马拉松

本日10月15日は北京国際マラソンが開催されているのでマラソンのお話。中国語で外来語を表すときには日本語のようにカタカナ表記とかがないので、発音を漢字に当てはめるか、意味を漢字で表すか、どちらかになる。マラソンは「马拉松」で、典型的な前者、すなわち発音から来ている。

本日の中国のオンラインニュースには次のような記載がある。短いけれども中国語らしい文章なのでちょっと引用する。

一年一度的北京国际马拉松赛将于17日上午8时31分鸣枪。

马拉松赛とは「マラソン競技」の意味で、赛は比赛-試合の略でスポーツではしょっちゅう使われる文字である。鸣枪とは銃が鳴る、日本語で言えば号砲といったところか。漢字の読める日本人なら恐らくこれだけ分かれば文章全体の意味が全て理解できると思われる。ついでに言えば上午は午前、午後は下午、お昼は中午である。

北京オリンピックも近いことだし、漢字だけでも中国語が分かると余計に親しみが増すのではなかろうか。で、最後に「オリンピック」は奥林匹克と書く。発音が「アオリンピーカー」(最後のカーはクーとカーの間くらいの発音)なので当て字である。この字を見たらああ、オリンピックのことだな、と覚えておくといいかも。
# by xincheng | 2006-10-15 12:48 | 中国語